最近、とみにLED蛍光灯を推す風潮にあるようなのですが、それは何故なのでしょうか?
Answer!!:近年の省エネブームが背景です。
元々、LED蛍光灯は次世代の照明器具と言われていましたが、ここ数年において、その普及に拍車がかかった背景には、近年、強く求められている省エネへの要求があります。
また、東日本大震災以降、節電意識が国民の間で強まり、LED蛍光灯がますます注目されるようになりました。
LED蛍光灯と東日本大震災
LED蛍光灯は従来の蛍光灯に比べて割高であったことからこれまではなかなか一般には普及していませんでした。
しかし、2011年3月11日に起きた東北地方太平洋沖 地震の影響で東京電力の福島第一原発の1号機が停止し、その結果、異例の電力不足に陥り、実に37年ぶりとなる計画停電が実施されました。
その後、東京電力への不信や原発に対する安全性への疑問などにより、関西電力や九州電力など直接的には津波の影響を受けていない地域の原発もストレステスト実施による運転停止になりました。
この結果、電力不足が東電管内のみに留まらず全国に波及し、それを受けて国民の間で節電意識が一気に強まった結果、省エネ効果の高いLED照明などに注目が集まったのです。
皮肉なことに地震および原発事故のおかげでLED蛍光灯の普及は一気に拍車がかかったとも言われています(支払った代償はあまりに多すぎますが)。
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